QCQW
人の気持ちを品質管理の概念に当て嵌めたとき、
これは低減問題且つ増加問題で、
或る方を満たせば一方が欠ける反比例の矛盾関係が成立する。
例えば、不安が解消し精神的に満たされたとき、
低減問題の値は低くなり、増加問題の値は上昇する。
また、此処にゼロ問題は発生し得ない。
そして、生じる問題の殆んどが、
突発的に好ましくない状況に到る発生型問題であるが、
重要なのは、もう一方の設定型問題への注視だろう。
人は理想・願望と現実のギャップを埋める為に
大きなモティベーションを作り出す。
それを作り出す根拠に、その人の持っている上質世界が
密接に関係している。
一意的やそれに類する上質世界は理想の窮みであり、
僅かな緩みは、何らかのトップレベルの網で篩いに掛けられる為、
類する等の妥協は許されないのだろうか。
僕が何を望んで何処に向かうかは、この一点に懸かっているから、
比較的真剣に考え、採用していかなくてはならない。
しかし、人によっては幼い頃からひとつの上質世界を既に持っていて、
いつまでもそれをモティベーションに生かしている事実も存在しており、
簸たすら考え抜いて見出せるものではない事も、また確かである。
生まれながらや、育ってきた環境にそれを刷り込まれなかったのは、
幸せでもあり、残念でもある。
ただ、或る状況に到ってしまったのであれば、過去はもう変えられないから、
その後どうすれば善いかを考えざるを得ないし、そうすべきだろう。
だから、現実を熟す中で、
時間が懸かったり苛々したり緩慢さを感じてもいいから、
探していこう。
そして、秘めていこう。
僕のクォリティワールドを。
心情に対して抒情的な表現を採り続けるあまり、
奇麗事と賤しさの入り混じった黒と茶と白の墨流しで、
僕の気持ちをペイズリー柄に掘り込んで、
誰の目にも顕かに強調されてしまう。
虚像は道化を蜂起させ、曖昧な感情を絡ませるけど、
ふと見上げた空は、反射に彩られた蒼を重ねて美しいから、
呵責を覚えつつも僕は、その清らかな水槽に浸かり、そして溢れよう。

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